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命のなまえ 制作ストーリー

愛しい人を亡くした悲しみと愛しさをテーマに生まれた今回の作品は、北関東に集結したクリエーションチームが制作にあたりました。
「命のなまえ」をはじめMARTH により書き下ろされた6曲の作品は、すべてが愛しさをテーマに綴られておりそのアルバムを東京のス
タジオでレコーディングしていたとき、今回の大地震が起きました。混乱の中、制作チームは西へ西へと移動せざるをえませんでした。
あまりにも思いがけない災害に直面し、通常の制作環境を用意することは不可能でした。でも、被災地のニュースをまのあたりにする
につけ、この曲を一日も早く被災した方々や日本中の世界中の最愛の人を亡くした方々に届けたいという想いがつのっていきました。
そんな中、何とかスタジオを探し、ミュージシャンを手配し、いつもとちがう状況でレコーディングは遂行されたのです。
MARTH として初のシンセティックヴァージョン…そこから「命のなまえ」ミニアルバムは誕生しました。

作家であるMARTH 自身、愛しい人を若くして亡くし、また、身近な人も大切にしていた愛犬を亡くし、離別体験の哀しみと愛しさをも
とにうまれた作品だから、暗く、重いのではないだろうかと思っていましたが、アーティストの予想に反して、それはとても愛しく美し
い作品に仕上がりました。ともにいられるだけで 何もいらない…それがすべての作品の共通のテーマとなりました。

一つ一つの楽曲は深遠なる歌詞が添えられ、美しいメロディとともにこころ深くを揺さぶる、まったく新しいMARTH Story が誕生いたしました。

地球へのRequiem、失われた命への鎮魂歌。それは同時に、涙の中にみつける本当のしあわせ、あらたなる世界への希望をかいま見せて
くれるようです。「命のなまえ」をはじめ、これからリリースされる楽曲の数々をここにお届けいたします。

命のなまえ 制作ストーリー